”FUGA FUGA” 2025 Autumn&Winter
「自然と共鳴するアイヌ民族の伝統」
仕立てた服に神が宿るよう、着用する人を想いながら一着一着文様を拵える伝統を、今もアイヌの人々は守り続けています。
現代は、大量生産が消費者に必要なものを安く提供できる時代になっている中、伝統を守りながら物づくりを続けているアイヌ民族の思想にインスピレーションを受け、FUGA FUGAの基本である自然の色・柄に回顧したコレクションになっています。
前回のM.&KYOKOに続き、今回はFUGA FUGAのジャカードをご紹介。
ジャカードってそんなに種類があるの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
今季FUGA FUGAで使用されているジャカードは「袋ジャカード」と呼ばれる編地を使用しています。
「袋ジャカード」とは
表と裏がくっつかない袋状に編むジャカード技法のことです。
通常のジャカード編みでは裏糸が渡っているのに対し、袋ジャカードでは表裏の糸が独立して編まれ、袋状の構造になります。
※上(左)から順に:表面/裏面
上記の画像は、身頃の同じ部分を表と裏にしたものです。
細い糸で強い撚りがかかった強撚糸(きょうねんし)を使用しています。
強撚糸は強い撚りをもとに戻そうとする力が働くので、編地にしたときに通常は斜行してしまいます。
しかし今回の袋ジャカードは、同じ強撚糸を表裏に使用することで、斜行のバランスが整い、リバーシブルでの着用を可能に。
ナチュラルなシワが生まれ、袋ジャカードならではの風合いが際立ちます。
基本的にこの編地は、表に1色・裏に3色使用され構成されていますが、柄の部分では表と裏の糸を入れ替えているので、
表に裏の糸・裏に表の糸が出るように編まれています。
この構成を活かして、あえて縦に続く柄にすることによって、表の柄の中に複数の色が出てくるように工夫しています。
今季の「ミューラル柄リバーシブルプルオーバー」も袋ジャカードの技法で編まれている商品です。
下の1枚目と2枚目は同一商品で、リバーシブルで楽しむことができます。
商品名にもある「ミューラル」とは英語で「mural=壁画」という意味を持っています。今季のFUGA FUGAのテーマがアイヌ民族ということで、自然と共に暮らす人々に焦点を当てました。
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柄や色の細かな調整は、職人と企画担当が直接話し合いながら仕上げています。
デザイン、編み技法、佐藤繊維ならではこだわりがぎゅっと詰まった一品です。
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